海に住む生き物の生態を調べるには、海洋環境の科学的な分析が欠かせません。
分析のための調査の多くは、船を借りて行っています。
船での調査は、大型の機器を積み込んだり、調査用の水を大量に汲み取ることができる反面、
船を借りる費用がかさみます。
また、水深の浅い場所では座礁の危険があるため、沿岸域の調査はあまり進んでいないのが実態です。
一方海の生き物は沿岸域で成長し、海洋域に移って行きますが、沿岸域の調査が進んでいないので、
その生態にはまだ不明な点が多くあります。
これらの課題を解決しようと、ある開発に取り組んでいる人がいます!
東海大学札幌キャンパス・生物学部海洋生物科学科の野坂裕一助教は、
海の情報を知ることができるドローンの開発に取り組んでいます!
ドローンを使うメリットは、
船と違って小回りが利くので短時間に広範囲を調査できる、
岩場や崖の下など人が入り込めない場所を調査できる、
一度作ってしまえば、船を借りる費用がかからない、など、
多岐にわたります。
先日、小樽市で行った試験飛行が行われました。
海に沈んだ採水器は。。。回収に成功!
わずか!2分足らずでおよそ180mlの海水を汲み取るこができました!
ドローンを使った最新のアプローチ!
その模様はHBCテレビ「サンデーDokiっと」で放送します!
謎に包まれていた沿岸域の環境分析が、進むかもしれませんね。
番組名:HBCテレビ「サンデーDokiっと」
放送日:2019年11月10日(日)午前6時15分~
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