みなさん、海を味わっていますか!?
海と日本プロジェクトinガッチャンコ北海道
応援リーダーの谷藤博美です♪
8月7日~9日の三日間、北海道と青森の小学5年生が、お互いの地域を結ぶ津軽海峡のことを帆船で旅しながら学ぶイベント「津軽海峡こども調査団」の第二弾が行われました。参加したのは、7月21日に青森、7月26日に函館で、それぞれ行われた第一弾の調査に参加した中から6名ずつ選抜された12人の小学5年生です。そして、今夏も海と日本プロジェクトinガッチャンコ北海道の応援リーダーの私、谷藤も一緒に同行しました!
1日目、函館と青森の子ども達はそれぞれが調査し、学んだことをまとめた新聞に沿って内容を発表の後、海洋プランクトンの調査を開始。東海大学の野坂教授の指導のもと海水温や海水濃度、生息しているプランクトンを観察。
他にもセットセイル(帆を展開する作業)やバウスプリット渡りにも挑戦。体を動かしながら航海の訓練を体験します。
あいにくの天候下だったので、風も波も強く、船酔いの洗礼を浴びてしまう時間帯もありましたが、すぐに環境に適応し元気を取り戻した子ども達は、寄港した大間港の海上での夜釣りに奮闘しました。
2日目の朝は、大間の街を探索。海の神様が祀られている稲荷神社やマグロの解体ショーを見学した後、大切な海の恵みに感謝しながら大間のマグロに舌鼓。美味しいマグロを食べた後は、漁獲高の推移や海の環境の変化などもしっかりと取材して学んでいる様子でした。
そして再び船に乗り込み。
いよいよ、津軽海峡を横断です。
ここからが今回の旅の1番の試練だったかもしれません。潮の流れと逆方向からの強風で荒波が発生。大人でも柱などにしっかり掴まっていないと立っていられないほどの大きな揺れを感じる時間帯もあるほどでした。船酔いと恐怖心と闘う子どもたち。ちょっぴり涙もありましたが、皆で励まし合いながら無事に航海を終えました。
他にも乗船中は、帆船みらいへの船員の皆さんから、海洋ゴミについて、海図の読み方、船同士の通信に使う国際信号機の勉強や、実際に船を操作して船の進路をかえる船の操縦体験、望遠鏡で何マイルも先の状況を確認する見張りなど、子ども達は荒波に負けず沢山の事を勉強しました。きっと不安もあった中、小さな体で一生懸命に取り組む様子にぐっと心を打たれました。
最終日は、函館の研修センターで三日間で学んだ事をそれぞれのグループに分かれて新聞記事にまとめて発表しました。一人一人が全身で学び感じた事を等身大で発表してくれました。
また、最後は涙でお別れ。3日間を共に過ごした青森と函館の子ども達の間には強い絆が生まれていました。 個人的に感じたことは、全員の顔つきが出発前よりもどこか誇らしく、凛とした顔つきに変わっている姿を見て、大人の私達が想像する以上に大きな成長があったように思いました。
今回の船旅がきっとこの先の人生において、子どもたちを支え助けてくれる事に違いありません。時に厳しい表情をみせた津軽海峡でしたが、津軽海峡が北海道と青森の文化、食、そして人をつなぐ大きな懸け橋であるという事を改めて学び、子ども達の頑張りに、私自身も大きく励まされ勇気をもらった三日間となりました。
どちらもトップ記事は津軽海峡の荒波など、洋上の風や波の体感。そして、大間のマグロや釣れた魚など津軽海峡の海の恵み、そしてプラスチックごみなどによる海の汚染の問題について取り上げられました。
みんな、本当におつかれさまでした!
イベント名 | 津軽海峡こども調査団 津軽海峡洋上調査 |
参加人数 | 12名(青森県小学5年生6名、北海道小学5年生6名) |
日程 | 2018年8月7日(火)~2018年8月9日(木) |
場所 | 青森港出発 - 大間町 - 函館港着 - ふるる函館 |
主催 | 海と日本プロジェクトin青森県(青森テレビ) 海と日本プロジェクトin北海道(北海道放送) |
協賛 | 共催:青森県教育委員会、青森県 北海道新聞社 後援:北海道教育委員会、函館市、函館市教育委員会、 青函圏交流・連携推進会議 |
協力 | 一般社団法人グローバル人材育成推進機構(帆船みらいへ)、Yプロジェクト、ハピネットmama、社会福祉法人北海道社会事業協会函館病院 |
・海と日本プロジェクトinガッチャンコ北海道 応援リーダー
・HBC北海道放送 アナウンサー
オフィシャルBlog「Romi Romi Diary」
http://www4.hbc.co.jp/hiromi/list.php