北海道の冬はマイナス気温。。。そんな中、水で身体をきよめる。
男性が水をかぶっている理由は。。。「寒中みそぎ」!
木古内町で毎年1月に行われる伝統行事なんです。
4人の若者が1月13日から佐女川神社にこもり、昼夜問わず何度も自身の体を潔め、
1月15日に御神体を抱き、厳寒の津軽海峡に飛び込み、その年の豊漁・豊作を祈願する。
という伝統の神事は、今も引き継がれています。
2020年1月13日(月)~15日(水)
「第190回寒中みそぎ祭り&寒中みそぎフェスティバル2020」が
佐女川神社、みそぎ浜、みそぎ公園などで行われます。
15日に行われる「海中みそぎ」は、行修者たちの勇壮な姿は見る者を魅了します。
木古内町は道南にあり、北海道新幹線の停車駅でもあります。
津軽海峡でとれた新鮮な魚介類の中でも、貝をそのまま炭火で焼いて食べるのが木古内流♪
「寒中みそぎ」の始まりは、1831(天保2)年、神社守の夢枕に
「御神体を潔めよ」とのお告げがあり、目を覚ますと寒気肌さす1月15日の早朝でした。
神社守は直ちに真下を流れる佐女川の氷を打ち砕き、身を切るような冷水で
自身を清め、御神体を抱いて海岸に臨むと、河口に大鮫が波に打たれ、
その背中の上に美しい白衣をまとった女性の姿が見えました。
「あぁ、聖なる神の使者」と信じ、御神体を幾度となく沐浴し、
ふと見ると女性の姿は見えず、大鮫は川の上流へ上がり小さな沼に消されたといいます。
その年から、豊漁豊作が続いて村は大変賑わったといわれています。
以来、行修者と呼ばれる4人の若者が1月13日から佐女川神社に籠もり、
昼夜問わず真水で何度も自身の身体を潔(きよ)め、
毎年1月15日に別当・稲荷・山の神・弁財天の4体の御神体を抱き、
厳寒の津軽海峡に飛び込み、その年の豊漁・豊作を祈願する伝統行事として
引き継がれています。
※木古内町のHPより
行修者に選ばれると原則4年間務める事になるんです。
1年目→弁財天(七福神の弁天様)
2年目→山の神(大山に住むと言われ、山を司る神)
3年目→稲荷(お稲荷様として知られている商工業・農業の神)
4年目→別当(佐女川神社の主祭神)
今回、1年目の行修者は。。。
大学生の時、先輩が行修者を務めていて「寒中みそぎ」を見に行った。
こういう伝統行事があるんだ。くらいに当時は思っていた。
今回、佐女川神社の宮司からお話があり、その時の事を思い出し
伝統を守れたら。と、今回、立候補したのです。
1年目なので皆についていけるようにがんばります!
と、話してくれました。
会場では、「みそぎ物産フェア」が行われ、木古内町のグルメが楽しめますよ!
地元の鍋料理として、鮭・野菜を使ったみそぎ鍋や
はこだて和牛のサイコロステーキなど、体が温まるグルメが揃いますよ。
180年以上続く伝統の神事を近くで見てみませんか。
詳しくは、木古内町のホームページまで。
http://www.town.kikonai.hokkaido.jp/kanko/event/kanchumisogi.html
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イベント名 | 第190回寒中みそぎ祭り&寒中みそぎフェスティバル2020 |
日程 | 2020年1月13日(月)~15日(水) |
場所 | 佐女川神社、みそぎ浜、みそぎ公園 など |