「寒塩引(かんしおびき)」。
字だけを見ると何か想像つかないですよね。
「寒塩引」とは。。。石狩の海で10月に水揚げされる4㎏以上のオスの鮭のみを使用。
腹子を取り出した身に、3~4回塩をすりつけた後、むしろを被せて風気が入らないようにして、約3か月の間、塩漬けにして保存。
大寒(1月)に水に浸して塩抜きにする作業を10日程、毎日繰り返し、1本1本軒に吊るします。
1~2週間、寒風にさらし、室内(常温)で干して熟成させること約90日。
完成するのは5~6月。
約半年かけてできあがるんです。
手間ひまかかる「寒塩引」の歴史はとても古いのです。
江戸時代、鮭を長期保存するために製造されていた事が、
石狩市・村山家に代々伝わる古文書によって明らかになりました。
当時は、江戸幕府への献上品でもあったようです。
2013年に地元の水産加工会社や石狩観光協会の役員たちによって「寒塩引」研究会が発足。
古文書に書かれた製法で、2014年秋に仕込み、翌年の春に完成!
それから毎年、製作しています。
去年仕込んだ「寒塩引」は残りわずかです!
来年完成する「寒塩引」は来年3月から予約受付開始になります。
問い合わせ:石狩観光協会 ☎0133-62-4611
イベント名 | 寒塩引 |