レポート
2021.07.11

鰊場の賑わいにタイムスリップ【積丹町】美国エリア

かつて北海道有数の鰊漁場として栄えた積丹町美国。

明治末期に建てられた『ヤマシメ福井邸』は、鰊番屋として使われていました。

昭和30年頃、鰊漁廃業。

そして現在、鰊文化伝承施設『ヤマシメ番屋』へ。

※「ヤマシメcafe」と「ヤマシメ番屋」は同じ場所です。

鰊番屋の歴史に触れる事ができる

美国港から近い場所にある『ヤマシメ番屋』は、当時の歴史を今に伝える鰊伝習館。

明治末期から大正初期、初代・福井重次郎が『ヤマシメ福井邸』を建設しました。

当時は、福井家と漁期中の3月から5月の約2か月間の間、漁夫が寝泊まりしていた番屋でした。

鰊漁の衰退とともに、旅館、下宿と変わり、2代目福井重次郎夫妻の没後、

昭和40年代後半から利用されることはありませんでしたが、鰊文化を伝える施設として再開。

住居とは別の空間

  1. 福井家住居部分①
  2. 福井家住居部分②
  3. 漁夫の生活空間

施設内は、正面入り口の土間を境に右側が福井家の住居、

左側が雇い漁夫の生活空間に分けられていました。

福井家の住居部分は、現在、カフェスペースになっています。

ほとんど当時のまま

住居スペースは、欄間、座敷飾り、書院、長押、

そして。。。日本伝統的な座敷飾りが設けられ、『ヤマシメ福井邸』の中で

最も格式の高い座敷であり、福井家当主の部屋でした。

漁夫のスペース

  1. 2階から1階を見下ろす
  2. 鰊を運んでいた「モッコ」
  3. 2階の寝室

漁夫の生活空間は、中央が吹き抜けになり、四隅・通し柱を太くし堅牢な造りになっています。

2階は漁夫の寝室になっていて、約畳1枚分が寝床になっていたそうです。

鰊番屋の歴史が残る

積丹を訪ねた際は、鰊番屋の歴史にも触れてみませんか。

歴史に触れつつ、カフェスペースでゆっくりとお茶するのもいいですよ(*^▽^*)

詳しくは、ホームページ、Facebookをチェックしてくださいね!

ホームページ→https://hiroma-shakotan.com/

Facebook→https://www.facebook.com/%E9%B0%8A%E4%BC%9D%E7%BF%92%E9%A4%A8%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A1%E7%95%AA%E5%B1%8B-831504253671445

 

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