北海道の東側、オホーツク海沿岸にある雄武(おうむ)町。
雄武町で漁業を営むかたわら、指導漁業士や食育アドバイザーとして
各地の学校でお魚授業を行っている四辻裕二さん。
雄武町の学校で食育授業を行っている四辻さんが、出張おさかな授業を下川町で開催しました🐟
雄武町から車で1時間ほどのところにある下川町は、森に囲まれていて林業が盛んな町です。
下川町の児童運動クラブ「しもかわっこ」の代表・竹本さんと四辻さんは、長いお付き合いがあり、
「しもかわっこ」で年に数回開催する親子レクで「お魚授業をしてほしい」と
前々から依頼があり、2022年10月22日に実現したのです!(^^)!
参加者は親子で50人にもなり、当初は鮭2本を捌いて食べる予定が
急遽14本持参して大騒ぎの1日でした。
四辻さんが鮭を切りながら、部位の話や生態のお話をしている間に、
アシスタントの方が横でどんどん鮭を3枚におろしていきました。
そんな中、子どもたち(幼児たち)から、とにかく!
「魚がかわいそう!」「血が出たー!ぎゃー!」の反応( ;∀;)
少しお姉さん、お兄さんの小学生は
「回転寿司みんな好きじゃん!」「いっぱい食べれば可哀想じゃないよ」と大人な反応!
アシスタントの方も「せっかく釣ったお魚なんだから、
全部綺麗に美味しく食べてあげるのが可哀想じゃないよ」とお話しながらすすめていきました。
あとは、アイヌのお話を少し。
昔、北海道で暮らしていたアイヌの人たちは、皮を靴やお洋服にしていた。
皮が丈夫だからできること。鮭には無駄がない、のお話にはみんな驚いていました。
一人が「切ってみたい!」と言うと、次々と挑戦したい子ども達が並びました!(^^)!
初めてなので、子ども達には切り身をお願いして、
どれくらいの大きさにする?自分が食べる大きさに切ってみよう!
と、みんなで張り切って切り身を作ってくれましたよ。
大人もやってみたいとお父さん1人、お母さん1人と高校生が挑戦しました。
高校生は学校の授業の一環で社会教育の研修中で参加していたようですが
生まれて初めて鮭を三枚おろしにした。
と、自分ができたことに感動していました( *´艸`)
捌いた魚はムニエルと鮭汁に。
鮭汁のお野菜は全て下川町産!雄武×下川コラボです。
アラや残った切り身も少しづつみんなで分けました。
下川町は山を一つはさんだ隣町です。
魚への反応はそんなに大きいものでは無いと想像していましたが
意外にも、大人たち、とくにお父さんの反応は
「わー!すげー!そうやってさばくんだ」「綺麗だなー!」など
子どもにかえったように夢中でみていましたよ( *´艸`)
あんなに可哀想だと大騒ぎしていたちびっ子たちも
料理になれば美味しいと大喜びしていました♪
下川でも食育で野菜嫌いな子に、種から育てさせると野菜を食べるようになるというお話を
竹本先生が言っていました。
自分で切って料理をすること、食べて美味しいと感じることを家族で体感してもらえて嬉しい!
これぞ食育だ!と感動していました。
四辻さんもとても楽しかったようで、
「自分達が先立ってこういうコラボイベントを企画して町の人にも興味を持って欲しいよね。
今度は雄武のめだか塾を連れて下川へ行きたいよね!」とウキウキしていましたよ。
このイベントの様子はYouTubeで見る事ができますよ!(^^)!
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