カラフルなはっぴを着た人たちが、何やら船に積んでいます。。。何かと言いますと。。。お酒!
積み込み作業をしているのは、留萌管内の漁師の皆さん。
なぜ、船にお酒???
昔昔、江戸で飲まれるお酒のほとんどは上方からのもの。
伊丹や灘から船積され、波にゆられ、約20日間かけて運ばれてきたお酒は、
たいそう美味しかった。と言われています。
昔から漁師たちは、祝いの酒や日頃たしなむ酒を漁船に積み込んで、
漁を共にして、適度に時を経たその酒を船からおろし、ひっそりと楽しんでいた。
波に揺られて冷暗な船底の酒は、熟成が進みまろやかな美酒にかわった。
という漁師たちの言い伝えがあります。
また、北前船が内地より北海道へお酒を運ぶ際に、おいしくなった事が由来している。
という話もあるそうです。
この昔からの言い伝えを自分たちで船積みをして『豊漁と海上安全』の願いを込めて
町の新たな名産品にする企画を立てました。
その企画を考えたのが。。。留萌管内漁協青年部連絡協議会のメンバーです!
留萌管内には、最北の酒蔵と言われている「国稀酒造」(増毛町)があり、
製品化へと実現しました。
言い伝えの船積み酒を製品化にしたにはある理由が。。。
地場の魚介類のPRと、連絡協議会の活動資金、
留萌管内の子ども達にスポーツ振興として寄付金や運動具の寄贈。
という熱い思いが、地元の皆さんの心を動かしました。
2009年4月。
船積み酒【漁師の力酒】が誕生。
【漁師の力酒】は、美味しい!と評判になり、
留萌管内のお祭り会場で販売をしています。
先日(2019年6月18日)、積み込み作業を終えました。
漁船に積み込まれるのは原酒。
40日間、波にゆらゆらと揺られ、8月1日予定で積み下ろし、
様々な過程を経て完成します。
【漁師の力酒】は、
小平町産業祭り(2019年8月25日)と増毛町秋のあじまつり(2019年9月29日)で
販売予定です。
メンバーの方に、完成した時の感想を聞いてみました。
「留萌管内で水揚げされる魚介類と一緒に飲むと相性がいいと思った」
夏はタコやカレイ、秋は鮭などがとれます。
留萌管内でとれた魚介類と留萌管内で造られたお酒で
その時期の味覚を楽しむのもいいですね。
漁師たちと地元の皆の思いが込められた【漁師の力酒】を味わってみませんか。
問い合わせ→ 甲谷商店(増毛町)☎0164-53-1063
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イベント名 | 漁師の力酒 |