札幌から車でおよそ3時間(高速道路利用)、
函館からおよそ1時間30分(高速道路利用)の場所にある八雲町。
日本で唯一、太平洋と日本海、2つの海を持つ町!
太平洋側・八雲地域はホタテや鮭、日本海側・熊石地域はアワビやウニをはじめとする
海産物の宝庫です!
2022年6月26日(日)に
八雲町落部(おとしべ)漁港隣地の海でビーチクリーンが開催されました。
函館大学の大学生たち11人が参加。
参加した大学生たちは【函館大学八雲プロジェクト】のメンバーなんです。
【函館大学八雲プロジェクト】とは、
大学生たちが八雲町を知り、資源の再利用、環境美化に貢献、そして、
町の活性化を目指し2021年2月から活動を始めています。
去年も「海のごみ拾い」を行い、今回で2回目。
今回も「海洋ごみ」を知り、活用できる資源を調査するためにビーチクリーンを行いました。
この日は湿度が高く、ちょっと蒸し暑かったです☀
大学生たちは。。。
初めて参加した1年生・女子
「初めて海のごみ拾いをしたんだけど、砂浜にごみが多くてビックリした!
裸足で歩くとケガをすると思う、こういう活動は大事なので続けていきたい。
裸足で歩ける海にしたい」
初めて参加した2年生・男子
「定期的にごみ拾いをしてもごみが減らなない、海にゴミを捨てる人が多いのか?
と思ってしまう」
初めて参加した3年生・女子
「網やうき玉の破片が多くて気になった」
「山側に住んでいるのであまり海に行かない、久々に海に来たらごみが多くてビックリした」
去年も参加した4年生・男子
「大学卒業しても海のごみ拾い活動はしていきたい、今年は海開きする場所が多いので
大好きな海をキレイにして泳ぎたい」
「シャンプーや飲料、中身が入ったままの状態であった、海に捨てたのか、
どこで捨てたかのかはわからないが、悪質だと思う」
学生たちは落ちているごみの種類、多さに驚いていました。
ごみ拾いをしてる時に「シーグラス」を発見!
※シーグラス=ガラス瓶などの破片が波にもまれて角がとれて磨きガラス状の小片になったもの。
「ビーチグラス」ともいう。
ごみを拾いつつ、シーグラスも拾って、楽しんでいましたよ(*^-^*)
ごみ拾いは、およそ1時間30分行いました。
海にあるごみ拾いを体験した後は、地元漁師による海洋ごみと環境の現状の話を聞きました。
八雲町落部の海は、産業ごみ(漁網・かご・浮き球など)が多い。
ごみ拾いの3日前、大雨の影響で山から流木と一緒にごみも流れてきている。
山の中のごみも海に関係しているので、一人一人の活動が大事。
また、悲しい現実が。。。
海ガメがビニール袋を餌のクラゲだと思い食べてしまい、窒息死しています。
地元の漁師さんたちは、海がメを持ち帰り、供養しています。
埋葬するために土を掘り返すと、数年前に埋めたカメの遺体からプラスチックなどのごみが
残っている。
そんな現実に学生たちは驚きを隠せませんでした。
海について学んだあとは、お昼ごはん♪
八雲町で商品メニュー開発やフードロスなどに取り組んでいる調理師の川岸さんが
作ってくれたメニューは。。。
・ビーフカレー+卵のせ
・じゃがいもの冷製スープ
・いちご
どれも地元の食材を使用!ですが。。。
牛肉→産まれてきた時に障害があった子牛は処分されてしまうが、処置をして食肉になるまで育てる。
野菜といちご→ちょっと形が悪いだけ、ちょっと傷があるだけ。
にんじん→育てている時に間引いたのを植え替えて育てたもの。
形は悪いが味は変わらないもの。
処分されてしまう食材を使って料理を提供してくれました。
農家の皆さんが大事に育てたものを捨ててしまうのではなく、きちんと頂く。
「食」の大切さ「命」の大切さを川岸さんが話してくれました。
学生たちからは「美味しい!見た目が悪いだけで捨てるのはもったいない」。
海洋ゴミとフードロスについて学んだ学生たち。
そんな学生たちが、八雲町の特産品のサブスクを始めました。
その名も【みちはこ】。
八雲の食材が味わえるサブスクですっ(*^▽^*)
学生たちは、今回の海で拾ったごみを再利用できないかも検討中です。
どんなものができあがるか楽しみですね!
【みちはこ】もチェックしてくださいね!
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