北海道新聞の記事によると、10年ほど前は多くても5、6人で行っていたが、10人前後で犯行に及ぶ例が目立つ。グループ内で役割分担し、陸上で海上保安官や警察官の動向を見張る者を立てるなど、手口が巧妙化しているという。また、組織化された密漁では、空気ボンベを背負い潜ってナマコを採る者、ナマコを載せるエンジン付きゴムボートを操縦する者に加え、「陸(おか)回り」と呼ばれる見張り役がいる。陸回りが海上保安官や警察官を見つけると、採取したナマコを捨てたり、ボートで逃走したりするよう仲間に連絡、捜査の網をかいくぐるという。
イベント名 | ナマコ密漁の組織化 |