(上の写真は石狩・厚田神社船絵馬)
2018年5月24日。
「日本遺産」に【北前船】の文化や歴史が繁栄した小樽市と石狩市が追加認定されました!
「日本遺産」とは、2015年からスタートした取組で、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定し、地域活性化にいかそう、とするものです。
去年、【北前船】の寄港地だった松前町と函館市など全国11の市町が「日本遺産」に認定されています。
今回新たに、石狩市と小樽市を含む全国の27の市と町が追加認定されました!
【北前船】の日本遺産ストーリーは『荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~』。
38カ所の港町に、商家や船主屋敷、社寺に奉納された船の絵馬、模型などが残っています。
【北前船】は、江戸時代から明治時代にかけて物流を支えた船。
北海道から大阪の間で魚やお米、衣類などの物資を売り買いしていたんです。
動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落。
「日本遺産」に認定された石狩の【北前船】ストーリーは。。。
新潟県出身の長野徳太郎が明治7年に創業。米、塩、呉服、反物のほかに酒造業も営んでおり、当時の石狩を代表する商家の一つでした。北前船で財をなした店舗、石蔵は木造の骨組みの外側に軟石を積む木造石造の工法が用いられています。店舗と石蔵合わせて、長さ約81㎝×高さ約30㎝×厚さ約17㎝の軟石が、なんと!約920個使用!
札幌から運んでいたので、それだけの財力があったという事です。
北前船の船主や商人たちが利用した料亭。
明治13年創業。現在も当時のまま残っています。「石狩鍋」の元祖とも言われる料亭です。
石狩鍋=鮭の身やアラと野菜と昆布だし
当時の味が今も引き継がれています。
当時のままの店内で石狩鍋を頂いていると、タイムスリップした気分が味わえますよ。
北前船(久吉丸)の船主が奉納したお神輿。
2018年4月に石狩市厚田区にオープンした道の駅に、【北前船】コーナーが設けられています。
「日本遺産」の認定を受けて石狩市では、【北前船】のイベントなどを考えていきたい。と、話していました。
【北前船】をたどる散策も楽しそうですよね!
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