太平洋、日本海、オホーツク海の3つの海に囲まれた北海道。これらの海は、浅い海峡で結ばれ、相互に関係しています。例えば、オホーツク海の流氷が融けて生まれる冷たい海水は、北海道の太平洋岸を冷やし、釧路や室蘭などで霧を生む原因になります。道総研水産研究本部では、このバラエティに富んだそれぞれの海域を3隻の試験調査船により25年以上にわたり調査しています。
今回のセミナーでは、試験調査船が行う海洋観測の内容が紹介されたほか、観測結果が、関係機関に提供され、商船関係や漁業関係者などに提供されて役立っていること、また、発信された情報がより有効に利用されることが調査船の調査活動を支えているという話がありました。
講師 奥村 裕弥 氏 (道総研水産研究本部 中央水産試験場 資源管理部 海洋環境グループ 研究主幹)
イベント名 | 第50回道総研ランチタイムセミナー「おひるの科学」 |
参加人数 | 70 |
日程 | 6月17日(金) |
場所 | 北海道庁1階交流広場 |
主催 | 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 |